納品後に機能を追加していく進め方|最初から全部つくらない理由
AIやシステムを導入したあと、機能をどんな順番で追加していくかを整理します。最初から全部つくらないほうがよい理由と、優先順位の決め方を扱います。
AIやシステムを導入するとき、「最初に思いついた機能を全部入れたい」という相談をよくいただきます。気持ちは分かりますが、最初から全部つくると、使われない機能に時間と費用をかけてしまうことがあります。ここでは、納品後に機能を追加していく進め方を整理します。
最初から全部つくらない理由
思いついた機能には、実際に使ってみないと必要かどうか分からないものが多く含まれます。使う前に全部つくってしまうと、次のようなことが起きます。
- 使われない機能のために、開発費用と期間が余分にかかる
- 機能が多いほど、画面が複雑になり、使う人が迷う
- 実際の仕事に合わせた調整が、あとからやりにくくなる
先に小さく動く形をつくり、使いながら必要な機能を足していくほうが、結果的に無駄が少なくなります。
機能追加を検討するタイミング
| フェーズ | 見るポイント |
|---|---|
| リリース直後 | 想定どおりに使われているか、使われていない画面はないか |
| 運用開始から1〜3ヶ月 | 同じ質問や同じ手直しが繰り返されていないか |
| 定着したあと | 人が毎回判断している作業のうち、条件が決まっているものはないか |
どのフェーズでも、先に機能を思いつくのではなく、実際の使われ方を見てから追加する機能を決めます。
優先順位を決める3つの観点
- 頻度 毎日・毎週発生する作業ほど、自動化した効果が積み重なります。
- 影響範囲 一人の作業か、複数人・複数部署に関わる作業かで、優先度が変わります。
- 今の負担 人が手作業で確認・修正している時間が長い作業ほど、優先して着手する価値があります。
すべてを同時に満たす機能は多くありません。3つの観点を並べたうえで、どれを優先するかを決めます。
株式会社スリーラボでの進め方
株式会社スリーラボでは、最初の相談時点で機能を全部固めることを求めていません。まず小さく使える形をつくり、実際の運用を見ながら追加開発の要否を判断する進め方を基本にしています。この考え方はサービスページの各分野に共通しており、実際の進め方は実績・事例でもご紹介しています。
まとめ
機能は、思いついた順ではなく、使われ方を見てから追加します。頻度・影響範囲・今の負担という3つの観点で優先順位をつけると、必要な機能から着手できます。進め方に迷う場合はお問い合わせからご相談ください。