経営会議・月次報告資料の作成にAIを使う|数字の集計から論点整理までの分担
経営会議や月次報告の資料づくりにAIを使う考え方を紹介します。数字を集める作業はAIに任せ、何を議題にするかは人が判断する、という役割分担の設計です。
経営会議や月次報告のたびに、数字を集めて、前月と並べて、資料の形に整える作業に時間がかかっていませんか。数字を集計する部分はAIに任せやすい作業ですが、何を議題にするかまでAIに決めさせるのは危険です。この記事では、どこまでAIに任せ、どこから人が判断するかを整理します。
資料づくりで時間がかかっている工程
月次報告の資料は、いくつかの工程に分けられます。
- 各部署やシステムから数字を集める
- 前月・前年と並べて比較する
- 増減の理由を確認する
- 資料の形に整えて説明文を書く
- 会議で話す論点を決める
このうち、1〜4は形式が決まっている作業のため、AIに任せやすい部分です。5の「何を議題にするか」は、事業の状況を踏まえた判断が必要なため、人が担う部分として残します。
AIに任せやすい部分
数字を集計し、資料の形に整えるところは、AIが得意とする作業です。
- 前月・前年との比較表を、決まった形式で作成する
- 増減が大きい項目を自動で洗い出す
- 集計結果をもとに、説明文のたたき台をつくる
- 資料の章立てを、毎回同じ形式に揃える
たたき台があるだけで、担当者はゼロから文章を考える必要がなくなります。
人が担うべき部分
一方で、次の判断は人が行うべき部分です。
| 工程 | 誰が行うか |
|---|---|
| 数字の集計・比較表の作成 | AI |
| 増減理由の一次的な洗い出し | AI |
| 増減理由が正しいかの確認 | 人 |
| 会議で話す論点の選定 | 人 |
| 経営判断につながる提案 | 人 |
AIが出した数字や説明文をそのまま資料にせず、事実として正しいか、今の経営判断に必要な論点かを、人が確認してから会議に出すことが前提になります。
設計するときに決めておくこと
導入前に、次の点を決めておくと、迷いなく運用できます。
- どのシステムやファイルから数字を取得するか
- 比較する期間の単位(前月比・前年同月比など)
- 増減の「大きい」をどの基準で判定するか
- AIが作成した資料を、誰が最終確認するか
これらを最初に決めておくと、担当者が変わっても同じ形で資料をつくり続けられます。
まとめ
経営会議・月次報告の資料づくりでは、数字の集計や比較表の作成、説明文のたたき台づくりをAIに任せ、論点の選定や経営判断につながる部分は人が担う、という役割分担が現実的です。株式会社スリーラボでは、こうした資料作成の自動化を、今の業務フローに合わせて設計しています。どこまで任せられるかは会社によって異なるため、お問い合わせから今の状況をお聞かせください。