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経営者がAI導入を判断するときの視点|現場から上がってきた提案の見方
現場から上がってきたAI導入の提案を、経営の立場からどう評価すればよいのかを、確認すべき質問の形で整理します。
現場からAI導入の提案が上がってきたとき、技術の詳細を理解しなくても評価できる観点があります。
確認する5つの質問
- どの業務の、どの工程か 「業務効率化」ではなく、工程まで特定されているかを見ます。
- 今その工程に、どれだけ時間がかかっているか 数値がない提案は、効果を検証できません。
- 何が分かれば成功と言えるか 導入後の評価基準が決まっているかを確認します。
- やらないことは何か 範囲が切られているかを見ます。すべてを対象にする提案は実行されにくくなります。
- 導入後、誰が運用するか 運用者が決まっていない提案は、半年で止まります。
全体を一度に決めない
投資判断は段階に分けられます。試作で確かめてから本実装を判断する形にすれば、想定と違った場合の損失を小さくできます。
| 段階 | 判断すること |
|---|---|
| 見立て | どこに手を入れるか |
| 試作 | 想定どおり効くか |
| 本実装 | 全社に広げるか |
効果の測り方を先に決めさせる
導入後に「なんとなく便利になった」で終わる案件は、評価基準を先に決めていない場合がほとんどです。時間の削減か、品質のばらつきの縮小か、担当できる人を増やすことか。どれを狙うかで、必要な設計が変わります。
リスクの確認
- AIに入力してよい情報の範囲は決まっているか
- 誤りが起きたとき、業務が止まらない設計になっているか
- 出力をそのまま外部に出さない工程があるか
生成AIの出力は不正確または不完全である可能性があります。これを前提にした設計になっているかを確認します。
使わない結論も受け入れる
検討の結果、AIを使わないほうがよいという結論になることもあります。その判断が出せる体制のほうが、結果的に投資効率は上がります。
まとめ
経営の立場では、工程の特定・評価基準・運用者・範囲・リスクの5点で判断できます。株式会社スリーラボ(3LAB Inc.)は、経営層向けのAI戦略セッションもお受けしています。詳しくは事業内容のページをご覧ください。