社内研修を「やって終わり」にしないための設計|受講後に使われる条件
研修を実施したのに現場で使われずに終わる原因を整理し、受講後の行動につながる研修をどう設計するかを説明します。
研修を実施したが、現場では使われていない。この結果は、研修の内容そのものより設計に原因があることがほとんどです。
使われずに終わる研修の特徴
- 機能の説明が中心 ツールの画面を順に説明する形式は、受講直後の満足度は高くなりますが、自分の業務に当てはめる工程が抜けています。
- 題材が架空 サンプルデータで練習しても、実務のデータは形が違います。
- 全職種を一度に対象にしている 経営層と現場では必要な内容が違います。同じ資料で両方をまかなおうとすると、どちらにも刺さりません。
- 受講後の窓口がない 疑問が出たときに聞ける相手がいないと、そこで止まります。
実務を持ち込ませる
株式会社スリーラボ(3LAB Inc.)の研修では、参加者が普段抱えている実務をその場に持ち込み、手を動かして片づけるところまでを研修にします。
持ち帰った翌日から使える状態を目標に設計しています。
対象別に分ける
| 対象 | 必要な内容 |
|---|---|
| 経営層 | 投資判断の観点、リスクの範囲、効果の測り方 |
| 現場 | 自分の業務での使い方、テンプレート、禁止事項 |
| 管理者 | アカウント管理、利用状況の把握、ルールの運用 |
リスクも同じ場で扱う
使い方だけを教えると、どこまでやってよいか分からず、結局使われなくなります。AIの限界、誤情報、著作権、入力してよい情報の線引きを、同じ場で扱います。
残すもの
- 職種別の活用テンプレート集
- 研修録画・資料(欠席者や中途入社者に展開できる形)
- 受講後アンケートと定着レポート
録画を残しておくと、人が入れ替わっても同じ内容を届けられます。
定着を確認する
研修の成果は、実施直後のアンケートではなく、1〜2か月後の利用状況で判断します。使われていない場合、原因は研修ではなく業務設計側にあることもあります。
まとめ
研修は、実務を題材にし、対象別に分け、受講後の窓口を残すと定着します。株式会社スリーラボ(3LAB Inc.)は、研修後の質問窓口と定着フォローまでを含めて設計しています。詳しくは事業内容のページをご覧ください。