うまくいかなかった理由を資産として残す|検証の記録が次を早くする
試したがうまくいかなかった案件について、何を記録に残しておくと次の判断が早くなるのかを整理します。
新しい取り組みで、想定どおりにいかないことは珍しくありません。問題は、その経験が社内に残らないことです。
残らないと同じ検討を繰り返す
数年後に似た提案が出たとき、前回なぜやめたのかが分からないと、また同じ調査から始まります。担当者が代わっていれば、なおさらです。
「前にやって駄目だった」という記憶だけが残り、理由が失われている状態が最も厄介です。理由が分からないと、状況が変わっても再検討できません。
何を残すか
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 何を確かめようとしたか | 検証の対象 |
| どういう結果なら進める予定だったか | 事前に決めた基準 |
| 実際の結果 | 数値または観察された事実 |
| 何が違ったか | 前提と現実のズレ |
| 今後変わりうる条件 | 再検討の引き金になる要素 |
最後の項目が重要です。「コストが下がれば成立する」「対象人数が増えれば成立する」と書いておけば、条件が変わったときに気づけます。
ズレた理由が設計材料になる
株式会社スリーラボ(3LAB Inc.)では、うまくいかなかった理由も次の設計材料として残します。実際の業務で使ってみて、想定と現実のズレを見る。そのズレが、次に何を設計すべきかを教えてくれます。
判断を記録する習慣
進めた案件だけでなく、進めなかった案件も記録します。段階ごとに判断していただく進め方では、「次に進まない」という判断が普通に発生します。その判断も成果です。
書く量は少なくてよい
長い報告書にする必要はありません。上の5項目が1ページに収まっていれば十分です。読まれない資料をつくるより、短くても残るほうが役に立ちます。
まとめ
うまくいかなかった理由は、記録しておけば次の判断を早くします。株式会社スリーラボ(3LAB Inc.)は、検証設計書と結果レポートをお渡しし、進めないと判断した場合もその理由を残します。詳しくは事業内容のページをご覧ください。