なぜ株式会社スリーラボは試作から始めるのか|企画書より先に動くものをつくる理由
株式会社スリーラボ(3LAB Inc.)が、要件を固める前に試作をつくる進め方を取っている理由と、それによって何が変わるのかを説明します。
「まず要件を固めてから作る」という進め方は、長く標準とされてきました。株式会社スリーラボ(3LAB Inc.)は、その前に試作を挟みます。この記事では、その理由を説明します。
要件を先に固める進め方の弱点
要件定義を先に完了させる進め方は、前提が正しいときには効率的です。問題は、前提が間違っていた場合です。
前提のズレは、たいてい実装が終盤に入ってから見つかります。その時点での修正は、設計の作り直しを伴うため費用が大きくなります。「決めたとおりに作ったのに、使われない」という結果も、ここから生まれます。
試作は「答え合わせ」ではなく「問いの確認」
当社がつくる試作は、完成品の縮小版ではありません。何が分かれば判断できるかを確かめるための形です。
そのため、見た目が粗くても構いません。確かめたい一点さえ検証できれば役目を果たします。
| 進め方 | 前提のズレが分かる時期 | ズレたときの修正費用 |
|---|---|---|
| 要件を固めてから作る | 実装終盤 | 大きい |
| 試作で確かめてから作る | 初期 | 小さい |
議論が止まったときにこそ効く
社内で議論が止まる原因の多くは、参加者が別々のものを想像していることです。言葉だけでは、そのズレが表に出ません。
触れるものが一つあると、議論は「これで合っているか」という具体的な話に変わります。当社が Prototype First を最初の考え方に置いているのは、このためです。
試すことと、確かめることは別
試作をつくって満足してしまうと、意味がありません。当社は「つくる」と「確かめる」を別の工程として分けています。
実際の業務で使ってみて、想定と現実のズレを見る。ズレた理由が、次の設計材料になります。うまくいかなければ、その場で方向を変えます。
段階ごとに判断できる
試作の段階で「進めない」という判断ができることも、この進め方の利点です。全体を一度に発注する必要がないため、投資判断を小さく刻めます。
まとめ
株式会社スリーラボ(3LAB Inc.)は、企画書の完成度を上げるより先に、確かめられる形をつくります。この進め方はスリーラボについてに掲げる Prototype First と Evidence にもとづくものです。新規事業やサービス開発のご相談は事業内容のページをご覧のうえ、お問い合わせページからご連絡ください。