業務の棚卸しのやり方|AI導入の前に工程を書き出す手順
AI導入や自動化の前提となる業務の棚卸しについて、どの粒度で工程を書き出し、どう要否を判定するかを具体的に説明します。
AI導入でも自動化でも、最初にやることは業務の棚卸しです。ここが粗いと、あとの工程がすべてずれます。
書き出す粒度
「経理業務」では粗すぎ、「Excelのセルに入力する」では細かすぎます。目安は、1つの工程が15分〜1時間で完結する単位です。
例:請求書発行
- 対象月の取引データを集める
- 金額を確認する
- 請求書を作成する
- 内容を上長が確認する
- 送付する
- 送付記録を残す
この粒度なら、どこに時間がかかっているかが見えます。
各工程に付ける情報
| 項目 | 記入する内容 |
|---|---|
| 頻度 | 月1回、週2回など |
| 所要時間 | 1回あたりの目安 |
| 担当 | 個人名ではなく役割で書く |
| 判断の有無 | 手順どおりか、都度判断が必要か |
| 対外性 | 社外に出るか |
「判断の有無」が、自動化できるかどうかを分ける最大の要素です。
要否を判定する
書き出したら、工程ごとに次を確認します。
- この工程の成果物を、誰が使っているか
- 使っていない場合、やめられるか
- 頻度や対象を絞れないか
「昔からやっているが、今は誰も見ていない」工程は、どの会社にも一定数あります。これを見つけるのが棚卸しの最大の成果です。
現場に聞く順番
いきなり「無駄な作業はありますか」と聞くと、答えは出てきません。「1日のうち、どの作業に時間がかかっていますか」から入り、その工程を分解していくほうが具体的になります。
棚卸しの成果物
改善前後の業務フロー図として残します。これは自動化の設計図であると同時に、担当者が代わったときの引き継ぎ資料にもなります。
まとめ
業務の棚卸しは、AI導入と自動化の共通の出発点です。株式会社スリーラボ(3LAB Inc.)は、業務フローの可視化と工程ごとの要否判定を最初の工程に置き、その結果を業務フロー図としてお渡ししています。詳しくは事業内容のページをご覧ください。