資料作成にAIを使う手順|章立てのたたき台から仕上げまでの分担
提案書や社内資料の作成に生成AIを使う場合、どこまでをAIに任せ、どこから人がやるべきかの分担を具体的に整理します。
資料作成は時間がかかる業務ですが、そのすべてをAIに任せられるわけではありません。効果が出るのは、特定の工程に限られます。
効果が出るのは「立ち上がり」の部分
資料作成でいちばん時間がかかるのは、白紙から書き始める瞬間です。ここを埋めるだけで、全体の所要時間は大きく変わります。
| 工程 | 向き不向き |
|---|---|
| 目的と読者の整理 | 人がやる |
| 章立て・構成のたたき台 | AIが向く |
| 各章の下書き | AIが向く |
| 数値・事実の記入 | 人がやる |
| 表現の統一・推敲 | AIが向く |
| 最終確認 | 人がやる |
数値と事実は人が入れる
生成AIは、もっともらしい数値を書いてしまうことがあります。売上、導入社数、市場規模といった数字は、必ず自社の一次情報から人が入れます。
架空の統計や根拠のない数値が資料に混ざると、その資料全体の信頼が失われます。ここは省略できない工程です。
指示文に入れる項目
- 目的(何を判断してもらう資料か)
- 読者(決裁者か、現場担当者か)
- 分量(ページ数、1ページあたりの文字数)
- 使ってよい表現・避ける表現
- 数値が必要な箇所は「〔要記入〕」と出力させる
5番目を指定しておくと、埋めるべき箇所が明示され、確認漏れが減ります。
社内資料と社外資料で分ける
社外に出る資料は、確認の工程を増やします。社内資料は多少粗くても運用で吸収できますが、社外資料は一度出すと戻せません。
テンプレートとして残す
うまくいった指示文は、資料の種類ごとにテンプレートとして残します。提案書、報告書、社内稟議で必要な構成は異なるため、分けて管理するほうが実用的です。
まとめ
資料作成は、構成と下書きをAIに、事実と最終判断を人に分けると効果が出ます。株式会社スリーラボ(3LAB Inc.)は、職種別・業務別のテンプレート整備を研修と導入支援の両方で行っています。詳しくは事業内容のページをご覧ください。