開発が途中で止まったプロジェクトを引き継ぐには|依頼先を変える前に確認しておきたいこと
システム開発が途中で止まってしまい、別の依頼先に引き継ぎたいときに何を確認すればよいかを整理しました。引き継げる状態とそうでない状態の見分け方も紹介します。
依頼していたシステムやサービスの開発が途中で止まり、別の依頼先に引き継ぎたい。そんな相談は珍しくありません。ただし、引き継ぎは最初から作るのとは勝手が違い、依頼する前に確認しておくべきことがいくつかあります。この記事では、開発が途中で止まったプロジェクトを引き継ぐときに押さえておきたい点を整理します。
引き継ぎの依頼でよくある状況
- 依頼先の会社と連絡が取りにくくなり、進捗が止まっている
- 一部の機能はできているが、残りがいつ終わるか分からない
- 担当者が退職・交代し、経緯が分かる人がいなくなった
- 完成はしたが、不具合が直らず使える状態にならない
どの状況でも共通するのは、「今どこまでできているか」が依頼主側でもはっきり分からないまま時間が経っている点です。
依頼前に確認しておきたいこと
- ソースコードや設定を受け取れるか 既存の依頼先から、動いているものの中身をすべて受け取れるかを確認します。受け取れない場合、引き継ぎではなく作り直しになる可能性があります。
- 仕様書や設計の資料が残っているか 資料がなくても引き継ぎ自体は可能ですが、現状の把握に時間がかかる前提で考える必要があります。
- なぜ止まったのかを把握しているか 技術的な難しさで止まったのか、進め方や体制の問題で止まったのかによって、引き継ぎ後に必要な対応が変わります。
- 今、実際にどこまで動いているか 「完成した」という説明と、実際に動く範囲が一致しないことがあります。動くものを触って確認できるかどうかが判断材料になります。
引き継げる状態と、作り直しに近くなる状態
| 状態 | 目安 |
|---|---|
| 引き継ぎやすい | ソースコード一式と設定情報があり、一部でも動く状態で確認できる |
| 時間がかかる | 資料は少ないが、ソースコードはあり、動く部分もある |
| 作り直しに近い | ソースコードが受け取れない、または動く部分がほとんどない |
「作り直しに近い」状態でも引き継ぎ自体が不可能なわけではありませんが、最初の見積もりの段階で、引き継ぎと新規開発のどちらに近い進め方になるかをすり合わせておくと、後になってからの認識のズレを防げます。
株式会社スリーラボでの進め方
株式会社スリーラボでは、引き継ぎのご相談をいただいた際、まず受け取れる資料とソースコードの範囲を確認し、実際に動く部分があれば触らせていただいたうえで、現状を整理するところから始めます。最初からすべてを作り直す前提では考えず、使える部分は活かしながら、必要な範囲だけを設計し直す進め方を基本にしています。
まとめ
開発が途中で止まったプロジェクトの引き継ぎは、ソースコードや資料がどこまで残っているか、実際にどこまで動いているかを先に確認することが出発点になります。その内容によって、引き継ぎで進められるのか、作り直しに近い形になるのかが変わります。引き継ぎでお困りの場合はできることのページや実績・事例のページもご覧のうえ、お問い合わせからご相談ください。